IRSが支給した1億5,900万件のコロナ支援給付金と、資格者への申請手続きの徹底
2020年6月11日
はじめに;
世界最大の借金国が、コロナ対策支援給付金でも、さらなる赤字の拡大をものともせず、2度の補正予算では、財政再建がどうなるのかの心配をよそに、与野党揃ってお手盛りの支援策がまとまりつつあるようです。その一方で、給付金の支援の遅れの指摘が、野党からされている国会の議論を聞いていると、米国IRSのサイトでは、以下にご紹介する「1億5,900万件の経済的影響への支払…」と題する公告がニュースルームに掲載されています。過去2か月間で、1億5,900万人のアメリカ人が、合計で2,670億㌦(約29兆円)支給を受け、1億5,900万件のうち1億2000万件は預金口座への直接に、3,500万件は小切手で、400万件はプリペイドデビットカードで支払われたそうです。「IRSの職員は24時間体制で経済的インパクトペイメントと納税者を記録的な速さで支援する新しいツールを提供するために働きました」とIRSコミッショナーのチャックレティッグ長官は述べています。
処理された1億5900万の経済的支援金の支払;低所得者や、税務申告を提出する必要のない人は、IRS Non-Filersツールを使用して迅速に支払いを登録できます
IR-2020-111、2020年6月3日
ワシントン— 1億5900万の経済的影響の支払いが処理されたため、内国歳入庁は、通常 税務申告を提出しない多くの低所得のアメリカ人に、10月15日までに支払いのために登録する事を念を押しています。
納税申告書を提出する必要はありません、数何百万人の低所得者の人は、 IRS.govのサイトでのみで利用できる 非ファイラーツールを使って、経済的影響の支払いの対象とすることができ、簡単に無料使用することにより、支払いのために登録することができます。
「IRSの従業員は24時間体制で経済的インパクトペイメントと納税者を記録的な速さで支援する新しいツールを提供するために働きました」とIRSコミッショナーのチャックレティッグは述べました。「これらの前例のない手順を使用しても、アクションを実行する必要があるこれらの支払いの対象となる人々が残っています。支払いを受けるための登録は簡単であり、何百万人もの非ファイラーがすでにこの手順を実行しています。この情報を広く共有して、より多くの人々がこれらの支払いを受け取ります。」
過去2か月間で、1億5,900万人以上のアメリカ人が、合計で約2,670億ドルの経済的影響を受けました。支払いのうち、1億2,000万は直接預金で、3千5百万は小切手で、400万はプリペイドデビットカードの形で支払われました。これには、通常は納税申告を行う必要はないが、社会保障局、ならびに資格を持つ退役軍人省および鉄道退職委員会が管理するさまざまなプログラムに基づいて退職、遺族または障害給付を受ける人に送られる支払いが含まれます。これらの個人は、Get My Payment を使用して、自分の支払い状況を確認でき ます。
IRS.govの非ファイラーツールは数百万人を支援します。特別機能は10月15日まで利用できます
通常税務申告を行う必要のない人々を支援するために、IRS Non-Filers toolは無料ファイル同盟と提携して、英語とスペイン語で利用できる作成しました 。非ファイラーツールは、夫婦で通常24,400ドル未満、未婚で12,200ドル未満の収入がある人向けに設計されています。これには、ホームレスのカップルや個人が含まれます。収入や仕事がない場合でも、資格を得ることができます。通常、夫婦は$ 2,400の支払いを受ける資格があり、他の人は通常$ 1,200を受け取る資格があります。対象となる17歳未満のお子様がいる場合、お子様1人につき最大500ドルまで追加できます。2018年または2019年の申告確定申告書をすでに提出している人は、このツールを使用するこことはできません。
ファイラー以外のツールは、夏から秋にかけて引き続き利用できますが、提出義務のない適格者の多くは、すでに経済的影響の支払いを受けています。IRSは、他のすべての適格な非ファイラーに、すぐに登録して支払いを迅速に受け取るよう要請します。10月15日までに登録した人は、年末までに支払いを受け取ります。
これらの非ファイラーへの到達を支援するために、IRSは今後数か月にわたって、ホームレスの個人、サービスの行き届いていないコミュニティ、限られた英語の世帯などにサービスを提供するパートナーグループに対して、広範なアウトリーチと教育活動を実施します。この取り組みの一環として、代理店はEconomic Impact Payment partner ページを作成し、資料は複数の言語で利用可能です。
IRSは、納税申告書を提出する必要のある一部の人々が誤って非申告者ツールを使用して経済的影響の支払いを取得しようとしたことを警告しています。
よくある質問への回答やその他のリソースなど、経済的影響の支払いに関する詳細については、にアクセスしてIRS.gov/coronavirus。
ページの最終確認または更新日:2020年6月3日
終わりに;
大昔に経験した、欠損金の繰り戻し還付を受けた納税者が、「本当に困ってやる気をなくしていたときの還付金で、生き返ったのと、よし、又儲けて納税しようとの気持ちのなりました。」と言われていたのを思い出しました。制度だけでなく、納税者の仲間同士、消費者の納税者の支援意識、地域ぐるみの助け合い等の朗報に出会った時の喜びの方が大きかったのは、吾輩だけではないでしょう。しかし、それらの支援が本当の意味で生きるのは、困っているご本人のやる気と、将来予測能力がしっかりしていることが大前提であることを忘れてはいけないでしょう。
IRSが渋々押し付けられた支給金の業務が、IRSのイメージを変えるだけでなく、納税者の納税道義への意識の向上となることを期待している吾輩です。